新家工業が、2025年をもって自転車の完成車ビジネスから撤退すると発表しています。私のスポーツ自転車ライフはアラヤのマディフォックスから始まったので、このニュースには少なからず衝撃を受けました。しかし一方で「とうとう、か」という気持ちもあります。

平素よりARAYAブランド製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 当社は、2025年12月31日をもって完成自転車販売事業から撤退することを発表いたしました。詳細につきましては、2025年11月7日付プレスリリース(新家工業株式会社公式サイト)をご参照ください。

情報源: ARAYAブランド完成自転車販売事業の撤退と今後の方針 (2025-11-14)

平素よりRALEIGHブランド製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 当社は、2025年12月31日をもってRALEIGHブランド完成自転車販売事業から撤退することを発表いたしました。

情報源: RALEIGHブランド完成自転車販売事業の撤退と今後の方針 (2025-11-14)

平素よりPOLYGONブランド製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 当社は、2025年12月31日をもってPOLYGONブランド完成自転車販売事業から撤退することを発表いたしました。

情報源: POLYGONブランド完成自転車販売事業の撤退と今後の方針 (2025-11-14)

今、新家工業が手掛ける完成車といえば「RALEIGH(ラレー)」のイメージが強いかもしれません。同社がRALEIGHブランドのライセンスを受け、新家工業独自の設計でRALEIGHの自転車を販売するようになったのが、確か2003年だったかと思います。2004年モデルとしてだったでしょうか、ちょっと記憶が定かではありませんが……そこから20年、それが「アラヤラレー」だという理解の有無に関わらず、RALEIGHブランドの自転車が一定の評価を受けてきたことは間違いありません。

もちろん、新家工業が自社ブランドで発売した数多くの自転車も忘れてはなりません。日本のMTB黎明期に輝いたマディフォックス、歴史あるツバメ自転車、ランドナー、ジュニアスポーツ車……一定の年齢以上であれば、誰か一つくらいは見たり触れたりしているはずです。

今回は、過去にCyclingEXの旧サイトで紹介した新家工業の製品に関する記事へのリンクを、振り返りとして貼り付けておきます。

なお、ARAYAブランドについては株式会社ファビタ(Pacific Cycles Japanをやている会社)がライセンス契約を結び製品展開を継続するそうです。

今後、ARAYAブランドは株式会社ファビタ様とのライセンス契約に基づき、新たな供給体制のもとで市場展開を継続してまいります。当社は製造・販売には直接関与いたしませんが、設計段階における品質・デザイン確認を通じて、ARAYAブランドの価値維持に努めてまいります。

情報源: ARAYAブランド完成自転車販売事業の撤退と今後の方針 (2025-11-14)

ところで、同社のWebサイトには規格解説や製品の歴史など、有用なドキュメントが多数掲載されています。これらが引き続き閲覧できるとありがたいのですが……。

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